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マックスファクスのルフォー(中顔面短縮)について

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ルフォー(中顔面短縮)

鼻の下が長い、出っ張っている方 小顔、童顔になりたい方

ルフォー(中顔面の短縮)について

独自の術法で元の位置に戻せるほど細密な計測によるルフォー1型骨切り

 中顔面(眉間と鼻下点間)が長いとなんとなく間延びしたようなお顔になりますが、この中顔面の短縮はむつかしいと言われています。なぜなら中顔面には鼻が存在するからです。
 骨格だけを考えると中顔面は上顎骨の眼窩下縁から梨状口の下端までの範囲ですのでLe Fort Ⅰ型骨切り術で上顎骨の上方移動を行うことによって骨格上での中顔面の短縮は容易です。問題は鼻や上唇などの軟組織が上顎骨と共にどのような変化をするかです。

 中顔面の長い方は、もともと鼻尖が上向きで鼻孔が前方から見えている場合が多く、そのような場合は鼻柱基部を前鼻棘に縫合し鼻柱鼻翼挙上術を行うことにより鼻の長さを(眉間から鼻下点間の距離)を短くすることができます。また、鼻柱基部を前鼻棘に縫合することにより上唇の引き上げ効果も生じますので笑ったときに歯が見えなくなるというリスクを少なくできます。積極的に上唇を挙上したい時には鼻下長短縮術も併用しなくてはなりません。

中顔面の短縮について

 Le Fort type1 osteotomy (ルフォーⅠ型骨切り術)単独での上顎の上方移動は2mm程度が限界です。それ以上に上顎を上方に移動させて中顔面の短縮をする場合はSSRO(下顎枝矢状分割法)やIVRO(下顎枝垂直骨切り術)を行い、必ず下顎も上顎とともに上方に移動させなくてはなりません。上顎だけを上方に移動させると正常な歯の噛み合わせができなくなる可能性もあります。

中顔面の短縮について

  • 元から鼻が少し湾曲していると
  • 短縮すると鼻の湾曲が目立つ
  • 鼻骨骨切りで斜鼻を修正可能

 また、中顔面の短縮をするときの注意点として鼻がまっすぐでなく、眉間から鼻尖にむかって左右どちらかに曲がっている人(斜鼻の人)は中顔面短縮を行うと鼻がいっそう曲がって見えるようになります。術前にはよく見ないとわからないくらいの斜鼻でも術後には斜鼻が明確になります。
 眉間をA点、鼻下点をB点オトガイ下端をC点とすると、中顔面短縮後はC点が上方に移動します。そうするとABCを結んでできる三角形のB角の角度はC点が上方に移動することによって狭くなっていくことで鼻が術前より曲がって見えるようになります。したがって斜鼻が少しでもある方は鼻骨内側外側骨切り術も同時に行い斜鼻を修正しなくてはならない場合があります。

手術の方法

Le Fort type1 osteotomy (ルフォーI型骨切り術)

ルフォーⅠ型骨切り術とは、上顎全体の移動を行う方法です。具体的な手術方法としては、上の歯茎を切って鼻の横くらいから水平に骨を切ることによって、上顎を正しい位置に動かし、骨接合用のプレートとネジで上顎を固定するという施術です。こうすることによって、上顎を歯がついたまま上顎を移動することが可能です。

ルフォーは上顎をあらゆる方向に移動可能な術式ですが、その移動量には解剖学的、生理学的に限界があり、また個体差があります。たとえば上顎骨を上方に移動すると鼻腔は狭くなりますので上げすぎると鼻で息がしずらくなります。また後方へ移動すると気道が狭くなりますので、後方へ移動しすぎるとやはり鼻で息がしずらくなったり、いびきの原因になります。このような生理学的機能を考慮した上で移動する量を決めます。


[1]上顎の上唇と歯肉の境目付近を切開します。
切開します
[2]骨切りする範囲の上顎骨を露出させ図のようにサジタルサーとレシプロソーで骨切りします。
骨切りします
[3]フリーになった上顎骨を術前に設定した位置に特殊な装置で位置決めします。
特殊な装置で位置決め
[4]チタンプレートで固定します。
チタンプレートで固定

SSRO(下顎枝矢状分割骨切り)

 下顎枝を矢状方向に分割して下顎を後退させる施術です。下顎を左右上下に自由に移動させることができ、分割した骨片同士の接触面積が広く骨の治癒に有利ですが、その術式が難しく、また下歯槽神経が下顎骨の外側にある場合、この神経を傷つける可能性が高いことが欠点とされてきました。現在は3DCTや精密な骨模型で下歯槽神経管(下歯槽神経の通っている下顎骨の中の管)の位置を特定し、術前に模擬手術をして確認できますので下歯槽神経損傷の危険は避けられるようになりました。


[1]大臼歯外側の頬粘膜に5㎝程度切開します。
大臼歯外側の頬粘膜に5㎝程度切開
[2]骨膜剥離子で粘膜筋骨膜弁を剥離して下顎枝外側と内側の骨を露出させた後、下顎枝内側の骨皮質だけを水平に骨切りします。
下顎枝内側の骨皮質だけを水平に骨切り
[3]サジタルソーで矢状方向に内側骨皮質と外側骨皮質を下歯槽神経を避けるように外側の骨皮質に沿って骨切りします。薄刃の骨のみで外側と内側骨片を分割します。
薄刃の骨のみで外側と内側骨片を分割します
[4]下顎を後退させて術前に計画した位置でチタンプレートを用いて固定します。
チタンプレートを用いて固定
[5]後方に飛び出した骨を切り取ります。
骨を切り取ります

鼻柱鼻翼挙上術

 Le Fort type1 osteotomy (ルフォーⅠ型骨切り術)によって前鼻棘を上方に移動させたのち鼻柱基部と鼻翼を挙上させるための施術です。鼻翼の一部と鼻腔内に傷跡ができますが術後時間の経過とともに目立たなくなります。


[1]鼻腔内側の皮膚を図のごとく鼻柱基部の移動量に応じて切除します。
鼻腔内側の皮膚を切除します
[2]鼻翼軟骨内側脚および鼻柱軟組織を鼻中隔軟骨に縫い付けます。必要であれば鼻中隔を一部切除します。  
鼻中隔軟骨に縫い付けます
[3]鼻柱部の皮膚を丁寧に縫い付けます。
下顎骨を削ります
[4]ついで鼻翼挙上術を行います。
鼻翼挙上術

鼻下長短縮術

 鼻下長が、長くLe Fort type1 osteotomy (ルフォーⅠ型骨切り術)の術後に上唇によって上顎前歯の見え方が少なくなってしまう場合に適応されます。個人差はありますが術後は鼻下長を最大5mm程度短くすることができます。鼻柱基部と鼻翼の一部、鼻腔内に傷跡ができますが術後時間の経過とともに目立たなくなります。


[1]図のように鼻の下の上唇の皮膚を切除します。 
皮膚を切除します
[2]上下の皮膚を上唇を引き上げるように縫合します。
縫合します

手術データ

 施術時間 手術時間 おおよそ120分リカバリー おおよそ30分
 麻酔 全身麻酔
 痛みの度合い レベル3
 ダウンタイム 夜間ギブス固定:平均1週間腫れのおさまり:平均3ヵ月
 メイク 腫れの強い術後3日間はおすすめしません。
 シャワー 腫れの強いうちは×
 食事 術後から3時間から食事して頂けます。

Lefort-I型骨切りの特徴

  • 他院のLefort-type1

    ◆ 他院のLefort-type1
    ○バイトプレートを使用
  • マックスファクス銀座のLefort-type1

    ◆ MAXFASCS GINZAのLefort-type1
    ○MSPという装置を独自に開発

 Le Fort type1 osteotomy (ルフォーⅠ型骨きり術)において重要なポイントは手術手技はもちろんのことですが、切り離された上顎骨の位置決めです。術前に計画した通りの位置で固定しなくてはなりません。通常はバイトプレートというマウスピースのようなものを術前に作成しておいて、マウスピースを介して下顎に上顎を固定して下顎を基準に上顎骨の位置決めを行っています。この方法では下顎を押さえる力加減で上顎骨は前後左右上下に容易に位置が変わってしまいます。当院ではワシエスメデイカルと共同開発したMSP(Maxirally segment positioner)をフランクフルト平面(頭蓋骨の基準平面のひとつ)と平行に頭蓋骨に固定し、頭蓋骨を基準として術前に計画した通りの位置で上顎骨の固定を行っています。そのため前後左右、上下、回転角度など㎜単位、1度単位以下の精度で正確に上顎骨を移動、固定することができます。
 また中顔面の短縮量が大きく頬にタルミが残りそうな場合は大小頬骨筋を頬骨付着部位で引き上げることにより頬にたるみが生じるのを防ぐ工夫をしています。

中顔面短縮のよくある質問

Lefort-1単体でやることはありますか?
 基本的に中顔面短縮をご希望の方は、Lefort-1+SSROの組み合わせです。
 Lefort-1で上アゴだけ短くしても下アゴはついていかないので、中顔面の短縮効果はありません。上下の歯を噛み合わせた時だけ顔の長さは短くなりますが、顎の先端が突出した無歯顎の老人のような願望になります。SSROで下アゴも上に移動させ、尚且つ、回転をかけたり奥に引っ込める(または前に出す)ことで、横顔から見ても均整の取れたお顔となります。噛み合わせを考慮しつつ上顎と下顎を任意の方向に移動させるのは、大変高度な技術と分析力を要します。
 当院では、この手術に特化し専門的に行える医療環境を整えているため、年間を通して最も症例が多い施術です。
 上顎の前方への成長が悪く中顔面が凹み、一見、下顎前突のように見えるような症例ではLe Fort-1単体で上顎を前方に移動させて顔貌と噛み合わせの改善を行う場合もあります。
SSROだけで効果はありますか?
 SSROは本来下アゴ全体を下げたり出したりする手術と思われていますが、下顎全体を回転させることでの左右へのズレを直すこともできます。そのため、SSRO単体で手術を行う場合は、アゴを引っ込めたい方やアゴを出したい方、下顎の左右非対称の方に適応します。噛み合わせも大きく変化しますので、咬合調整や歯科矯正治療が必要となります。美容目的で行う場合は、ルフォーと組み合わせると噛み合わせを変えずに顔貌を改善できます。
 またSSROで下顎全体を後方にセットバックさせる場合は下顎骨が全体的に縮小されますので下顔面が小さくなりす。横や正面といった二次元的な変化ではなく下顔面の体積を縮小させることができます。
IVROとSSROはどちらがいいですか?
 基本的に当院の手術はSSROで行います。下顎管が長い距離で外側の皮質骨に近接していて下顎管損傷の可能性がある場合はIVROや他の方法を選択します。IVROは術式が簡単で下顎管損傷のリスクが少ないことが利点ですが長期間の顎間固定を必要とし、関節頭のある骨片を外側に移動させなくてはならないので後方への移動量が大きいと下顎の幅が広くなります。
 また下顎を前方に移動(延長)することはできません。何よりも長期の顎間固定を要することが美容目的の患者様への大きな負担となりますのでファーストチョイスの術式ではないと考えています。
手術の後、鼻が広がったように見えます。
 中顔面が短縮されたことにより、顔全体のが小さくなって、鼻のパーツ目立つ場合があります。また、個人差がありますが、鼻柱基部が移動することで、鼻翼が数mmする広がったように見える方もいます。そのような方は、上顎の移動の後、口腔粘膜側から鼻翼が広がらない工夫を施します。
 術後どうしても気になる場合は、美容専門の医師が鼻翼縮小術や鼻柱鼻翼挙上術を行います。
腫れはどれくらいですか?
 術後の腫れ方は人によって大きく異なります。皮下脂肪の多い方では腫れが大きく、腫れが大きいと腫れが引くにも時間がかかります。平均的には術後3~4日で腫れはピークとなり、その後徐々に引いて行きます。1か月経つと炎症による腫れは落ち着きますが、マスクを外さない方が多いです。完全にマスクを付けなくても、腫れによる違和感が生じなくなるのは長くて3か月程度でしょう。男性と女性では男性の方が腫れが少なく、腫れが引くのも早い傾向があります。男性の方が皮下脂肪が少ないことが大きな原因であると考えられます。
 顔面の皮下脂肪や筋肉のつき方に左右さのある方は腫れ方にも左右差ができます。もともとボリウムのある方は他方に比べて大きく腫れます。したがって腫れの引きにも左右差が生じます。大きく腫れた方は腫れが引くのにも時間がかかります。
 3か月後も時間の経過とともに腫れは引いて行き自然な感じになって行きます。新しい骨格に筋肉や脂肪、皮膚などの軟組織がきれいに馴染むには1年くらい見ていただけると良いです。
ガミースマイルでなくても手術を受けられますか?
 ガミースマイルでなくとも手術は可能です。その場合の中顔面の短縮量は上唇の縦の長さと上顎骨前歯部の垂直高及び前歯の長さとの相互関係で制限されます。上唇の短縮と口角を引き上げることでInvisible Teethとなることを防ぐことができます。
手術で変化が大きい人と小さい人の違いを教えて下さい。
 骨格の移動量が大きい人ほど変化は大きくなります。
 また、皮下脂肪や筋肉の量が骨格に比較して多い人は骨格の変化による願望の変化が少なくなります。
鼻柱、鼻翼挙上は必ず同時にしないといけないのでしょうか?
 同時でなくても構いません。
手術をすると皮膚がたるむと思うのですが、どれくらいでしょうか?
 骨格の大きさや形態を骨格分析して、バランスのとれた位置から外れてしまっているポイントを見出し移動させますので、20代の方であれば骨格を極めて小さくしない限り皮膚のたるみが残ることはありません。術後は腫れによって本来生じるはずのたるみはわからなくなっています。
 腫れの消失と共に皮膚も徐々に小さくなった骨格に馴染むため、一時的なたるみは解消されると思います。30代、40代と年齢が増えるにつれて新しい骨格に皮膚、脂肪、筋肉といった軟組織が馴染むのに時間がかかりますが、1年経過するとほぼ馴染んでしまいます。ただし、30歳代中盤以降から個人差が大きく、たるみが気になる方もいらっしゃるので、術前の状態を見て、術後フェイスリフトなど考慮することが必要な方もいらっしゃいます。
中顔面短縮の手術は、年間でどれくらいの件数手術していますか?
 50~60人程度です。
矯正していても骨きりの手術できますか?
 中顔面短縮は噛み合わせを変える必要はありませんので歯科矯正治療後でも行えます。
 ただし、上下顎の位置関係を変える時は再矯正や咬合調整、歯科補綴処置が必要になることもあります。

施術の流れ

施術の流れ

輪郭整形、骨格形成、目もと、鼻、耳などの各美容施術のご予約~カウンセリング~手術~術後検診までの流れをご説明致します。

料金表

国内の患者様を対象とした料金となります。海外からお越し頂く方は施術により料金が変動致しますので、必ずお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。

施術項目

施術項目 金額 (税込)
☆Lefort – Ⅰ ¥2,106,720
☆Lefort-Ⅰ+SSRO (Parallel法) ¥3,395,040
鼻柱鼻翼挙上術 ¥605,000
鼻下長短縮 ¥440,000
大小頬骨筋短縮術 ¥528,000
上唇挙上 ¥220,000

複合手術

施術項目 金額 (税込)
Le Fort 1+SSRO(Obwegeser-Dal-Pont法) ¥3,256,550
Le Fort 1+SSRO(Paralle法) ¥3,395,040
Le Fort 1+SSRO(Paralle法)+オトガイ形成術 ¥4,156,660
Le Fort 1+SSRO(Obwegeser-Dal-Pont法)+オトガイ形成 ¥4,020,170

初診料 / 術前検査料

初診料

ドクターカウンセリング 実際に施術をするドクターが、
時間をかけて丁寧にカウンセリング致します。
¥5,500

検査料

検査項目 ※手術や処置内容によって必要な検査は異なります。 金額 (税込)
術前血液検査 ¥6,600
CT ¥39,600
胸部X線・心電図 ¥13,200
頭部3D骨モデル上顎 ¥92,400
頸部3D骨モデル下顎 ¥66,000
頭部3Dモデル上下顎分離 ¥105,600
歯列模型制作費(上下) ¥13,200

麻酔

麻酔項目 ※手術や処置内容によって麻酔の適用は異なります。 金額 (税込)
全身麻酔 (3時間まで) ¥198,000
静脈麻酔 (2時間まで) ¥99,000
硬膜外麻酔 ¥110,000

お支払い方法

現金でのお支払いおよび、患者さまのご都合に合わせて銀行振込、各種クレジットカード・デビットカードがご利用頂けます。

現金支払い
銀行振込
クレジットカード

提携クレジット会社は、VISA、マスター、アメックス、JCB、UC、ダイナース、
ディスカバー、PayPal、銀連となります。

クレジットカード
デビットカード

日本デビットカード推進協議会 ( J-Debit ) に加盟しておりますので
デビットカードでのお支払いが可能です。

デビットカード

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